ラジカル塗料

どんな壁材にも対応する次世代塗料!
シリコンの発売以来、約10年ぶりに新グレードの塗料が発売されました。高緻密無機シールド層により、UV/酸素/水による劣化を防ぎます。グレードはシリコンの1つ上の14~16年です。
シリコンを超えた!ラジカル(劣化因子)を抑制する最新次世代塗料
シリコン塗料と比較して耐久性に優れ、UV・酸素・水などによる塗膜の劣化を防ぎます。
日本ペイント(株)では下記のようなわかりやすい図で説明しています。

引用:パーフェクトトップ
今のところ国内最上位3社からだけ
最新の次世代塗料なので、技術のある国内最大手3社からしか発売されてません。
従来の塗料にはない高緻密無機シールド層により、UV/酸素/水による塗膜の劣化(ラジカル)を防ぎます。 屋根は、まだ上位2社(エスケー化研、日本ペイント)からのみです。
ラジカル塗料3種類の性能を比較
まず最もオススメのエスケー化研のプレミアムシリコンは、弾性とはうたっていないが若干粘土が高く追随性能が高い、もちろん艶もよく作業性も高い。 次に日本ペイントのパーフェクトトップだが、欠点がなくすべてが高いレベルでまとまっている塗料で実際、エスケー化研の塗料と比較して遜色ない。 最後に発売されたのが、関西ペイントのアレスダイナミックトップだが、後発品なので使用経験がないが、特徴としては湿潤面の付着性をあげているので梅雨時期の塗装なのに向いているかも?
KFオススメのラジカル塗料
屋根用
他の代表的ラジカル塗料
外壁用
パーフェクトトップ
アレスダイナミックトップ
屋根用
関西ペイント
sk化研
劣化するメカニズム
主な劣化要因は「太陽光」
私たち人間の皮膚や目などに健康被害を起こすと言われる「紫外線」。
これは塗膜の劣化も引き起こします。
日々、紫外線は外壁に降り注ぎます。
紫外線は、塗料の表面から0.1mm程度、塗料内に浸透することがわかっていて、
長期にわたって紫外線を受けると、塗膜内の樹脂層が破壊されていきます。
紫外線があたると顔料の主成分である酸化チタンからラジカルがでます。
このラジカルは有機物を分解する性質を持っているため、
樹脂と樹脂のつながりを壊し、樹脂層も破壊していくのです。
すると、樹脂によってつなぎ止められていた顔料が粉状になって塗膜表面に出てきます。
これが劣化症状のひとつである「チョーキング」で、指で塗膜を触ると白い粉がつきます。
樹脂層が破壊されると、樹脂層が担っていた「耐久性」と「機能性」が落ちていきます。
【太陽光で塗膜が劣化するメカニズム】
- 太陽光に含まれる紫外線が塗膜に入り込む
- 塗膜内部に紫外線が入り込むと、顔料の主成分の酸化チタンからラジカルが発生する
- ラジカルが樹脂のつながりを破壊していく
- チョーキングが起きるなどの劣化が起きる
水分や振動が劣化を進める
天気や気温の変化に合わせ、建物そのものが膨張と収縮を繰り返しています。
塗膜に経年劣化が起きて硬くなっていくと、
膨張と収縮の変化に徐々に絶えられなくなり塗膜にひび割れができてしまいます。
ひびの隙間から雨水や雪などの水分が入ると、膨張と収縮が大きくなるため、
塗膜のヒビも大きくなったり、塗膜の剥がれが起きたりします。
地震や台風の自然災害も塗膜を劣化させます。
激しく揺れたり、石などがぶつかるなどして建物に衝撃が加わると塗膜に力が及びます。
その衝撃に耐えられず、塗膜にひずみができると、ヒビ割れしたり剥がれたりします。
特徴はとにかく高性能!そして思い切った価格設定
いくら性能がよくてもフッソのように高すぎては、なかなか市場に浸透しません。
引用:エスケープレミアムシリコン >https://www.sk-kaken.co.jp/product/overcoat-materials/premium-silicone/
しかしラジカル塗料は価格面でかなり思い切った設定となっており塗料のメーカーの自信が伺えます。
さらに性能は国内No.1メーカーの折り紙つきです。耐久年数はシリコンより上の14~16年となっています。
もちろんKF塗装工房でも価格差を最小にしています。
わかりやすい価格表
今後市場は、シリコンからラジカルへ
10年以上シリコンが、トップでしたがとうとうラジカルの時代へ変わりそうです。10年前にウレタンからシリコンになったように今度は、シリコンからラジカルへ!
参考までにm2あたりの単価と相場価格
KF塗装では、m2あたりの単価計算ではありませんが、全国からお問合せをいただきますのでラジカル塗料の単価と、一般的な大きさの住宅(約27坪)の足場などを含んだ外壁塗装工事の総額を下記します。
塗料 | 相場単価 m2あたり | 相場価格 ※総額 | KF塗装の 坪単価 |
---|---|---|---|
外壁用 ラジカル塗料 | 2,200円~2,700円 | 550,000円~750,000円 | 17,500円 |
屋根用 ラジカル塗料 | なし | なし | なし |
m2単価だけの判断は意味をなさない!比較すべきは※総額
- 塗装単価だけを比べても、他店では素地調整代・養生費・足場代・細部塗装代・諸経費もすべて別価格なので他の項目で大幅な調整が可能です。
- 3社ほど見積りを取って比較して下さい。同じ家なのに見積りの塗装面積に大きな誤差が生じます。多くの場合は、塗装面積を大きくし単価を安く見せる調整を行います。
- 通常m2あたりのメーカーで定める設計単価は、後述するようなただし書きがあります。
「但し300m2以上での単価となります。」一般住宅の塗装では300m2以上の塗り面積は超豪邸でもないかぎり考えられません。 - 標準の工事(総額)とは別に、サイディング壁ではコーキングが必要な場合があります。
- 大幅な割引などがある場合は、単価の少しの違いはほぼ意味がなくなります。
上記のことを踏まえてKF塗装ではわかりやすい価格(坪単価)を採用しています。